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⑩ 濃音-01(ㄲ, ㄸ, ㅃ)

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 濃音は基本となる子音字「ㄱ, ㄷ, ㅂ, ㅅ, ㅈ」をそれぞれ二つずつ並べて書いたもので、発音が日本人には少し難しい部類かな。喉を緊張させて(閉鎖)、それを解放し(≒破裂)、息を出さずに(=平音)発声する音です。促音の小さい「ッ」の後に発音するって説明が多いと思うけど、実際は喉の緊張なので、「ッ」のように口の先、前の方で発音するんじゃなくて、もっと下の方の喉で発音されるから、兎にも角にも、喉を意識して発音の練習をしてみるのが正解。

発音
[k’]
字母名
쌍기역
サンキヨ
 喉を絞め(緊張させ)、その緊張を解いて「か」行を発音する。
 日本語に無い音だが、喉から発声が始まる音だと意識し、
 また、最後は息を出さないよう注意しつつ発音する。
 「ㄱ」[k]、「ㅋ」[kh]と混同しないよう、しっかり区別する。

 基本母音との組み合わせは「까, 꺄, 꺼, 껴, 꼬, 꾜, 꾸, 뀨, 끄, 끼」(カー、キャー、コー、キョー、コー、キョー、クー、キュー、クー、キー) の10個。

[k’a][k’ja][k’ɔ][k’jɔ][k’o]
[k’jo][k’u][k’ju][k’ü][k’i]

 日本語には無い音だけど、「カー」「キャー」「コー」「キョー」… の要領で、喉を緊張させることを意識して、息を出さずに発音してね。ただ、便宜上「」で表記しているけど、「」を含む「た」行は上の歯の裏辺りに舌を付けて発声するのに対し、濃音は喉を緊張させて発声するので、実際は全く発音の場所が違うよね~。最初は片仮名に従って発音の練習をしたらいいけど、やっぱり喉を緊張させて発音する音だっていう意識は失わないようにして欲しいかな。

 


 

発音
[t’]
字母名
쌍디귿
サンティグ
 喉を絞め(緊張させ)、その緊張を解いて「た」行を発音する。
 日本語に無い音だが、喉から始まる音であることを意識し、
 また、最後は息を出さないよう注意しつつ発音する。
 「ㄷ」[t]、「ㅌ」[th]と混同しないよう、しっかり区別する。

 基本母音との組み合わせは「따, 땨, 떠, 뗘, 또, 뚀, 뚜, 뜌, 뜨, 띠」(ッター、ッティャー、ットー、ッティョー、ットー、ッティョー、ットゥー、ッテュー、ットゥー、ッティー) の10個。

[t’a][t’ja][t’ɔ][t’jɔ][t’o]
[t’jo][t’u][t’ju][t’ü][t’i]

  ※(例)「まったく」(따)「もっと」(또)、息が出ないよう(激音の타, 토にならないよう)注意して発音。

 「ター」「テャー」「トー」「テョー」… の要領で、喉を緊張させることを意識し、息を出さずに発音する。

 


 

発音
[p’]
字母名
쌍비읍
サンピウ
 喉を絞め(緊張させ)、その緊張を解いて「ぱ」行を発音する。
 日本語に無い音だが、喉から始まる音であることを意識し、
 また、最後は息を出さないよう注意しつつ発音する。
 「ㅂ」[p]、「ㅍ」[ph]と混同しないよう、しっかり区別する。

 基本母音との組み合わせは「빠, 뺘, 뻐, 뼈, 뽀, 뾰, 뿌, 쀼, 쁘, 삐」(ッパー、ッピャー、ッポー、ッピョー、ッポー、ッピョー、ップー、ッピュー、ップー、ッピー) の10個。

[p’a][p’ja][p’ɔ][p’jɔ][p’o]
[p’jo][p’u][p’ju][p’ü][p’i]

 例えば、「やっぱり」(빠)、「かっぷ」(뿌)の「っぱ」「っぷ」の部分が近い?けど、息が出ないよう(激音の파, 푸にならないよう)注意して、喉を緊張させることを意識しながら発音してみよう。

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