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(5) ハングルの構造

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ハングルは、その当時、音声学・言語学の最先端だった中国の音韻学、その専門家だった世宗が作らせましたが、文字の形は、東洋哲学で万物を構成する要素である「天(・)、地(ㅡ)、人(ㅣ)」を組み合わせ、母音の文字(字母)を作りました。また、その母音は陰陽五行説によって、明るい音である陽母音と暗い音である陰母音に分けることができます。これが簡単な母音字の特徴。

 それに対して子音字は、発音するときの舌や歯の形、喉の形など、口の中の構造をかたどって、その形から文字(字母)が作られてます。象形文字みたいな感じだね。それが、簡単な子音の特徴。

 で、ハングルでは、その母音字と子音字を組み合わせて、ひとまとめ(音節)にして文字を作るよ。例えば、「日傘」って言葉は、平仮名で書き表すと「ひ、が、さ」、ローマ字では「H, I, G, A, S, A」、ハングルで書き表すと「히, 가, 사」となります。即ちハングルは、ローマ字のように「子音や母音を一つの字母で表す音素文字」の特徴と、平仮名のように「一文字が一音節を表す音節文字」の特徴を併せ持つ文字なんです。下の図を見ると分かりやすいかな?

  音素文字と音節文字の特徴を併せ持つ「ハングル」

 平仮名 
 ローマ字 H + IG + AS + A
 ハングル 
 (ㅎ + ㅣ) 

 (ㄱ + ㅏ) 

 (ㅅ + ㅏ) 

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